少林寺拳法修行奮闘記 from ハーバフレンズ

2004年6月創刊「あんでぃ邸よりハーバフレンズへ」連載中の「少林寺拳法修行奮闘記」のブログです。 30歳過ぎで始めた少林寺拳法への挑戦ロードです。

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2004年10月号より
 
この日がついにやってきてしまいました。
やるだけのことはやった。 あとは全力を尽くすのみです。 

「稽古ぶーそくを、幕はまーたない♪」

そんな歌が頭を過ぎりました。

出場拳士整列。そして衆議院議員の先生かなんかが大会開催の祝辞を述べておられたようですが、まったく頭に入ってきませんでした。 

そして各競技は情け容赦なく、始まってしまいました。(TT)

もう心臓は破裂寸前!
逃げ出したい思いに駆られました。  

そんな僕の心をあざ笑うかのように
「単独演武出場の拳士は、お集まり下さい。」
という館内放送が…。

「ここまで来たら、やるっきゃないでしょ!」

極限に追い込まれると人間開き直るものです。 
出場拳士で白帯は僕だけ。
少し、いやかなり恥ずかしかった。

でも今まで教えられたことを全部発揮してやる!って思いでコートに向いました。 

1人、また1人と演武が行われ、ついに

「東京A道院・あんでぃ拳士!」と呼ばれ、

「はいっ!」 

と返事をしてコートの中央へ。そして審判席に向かって合掌礼。

「おりゃーーーーー!」
 
というかけ声とともに、習ったばかりの技を思いっきり披露しました。 

「まだ白帯、カッコつけたってしょうがない。
     せめて元気だけは黒帯級でいこー!」


そんな思いを抱きながら、突いて、受けて、蹴って・・・
そして・・・僕の思いを込めた、4つの型の演武を終了しました。

終わったあと、すっごい気持ちよかった♪ 
まさに「チョー気持ちイイ!」 さて、大会の結果は・・・
2004年10月号より

ということで、僕の大会出場が決定しました。 
出場種目は「単独演武」。 いわゆる「型」といわれるものです。 
大会までに4つの型を覚えなければなりません。 

とは言え、勿論そー簡単にできるわけでもない…というのことは、子供でもわかります。 さっそく特訓が始まりました。

「あんでぃさんに覚えて頂く型は、‥恵老第一天地拳第二5系揃第一の恐Ψです。」とニコヤカにM先生。

「“ラジオ体操第一”なら何とかできるんですけど…」
と心の中で思ったものでした。 

季節は夏から秋に変わり、暑さもピークを越えたのですが、道衣は汗でビッショリ。

どーせ参加するんなら入賞したい! 

練習を重ねるうちに、そんな思いになってきました。 
型の練習は道場だけでなく、家は勿論、トイレの中でもやってました。 

 そして夢の中でも…。 
ある日、帰宅時間が遅くなりカプセルホテルに泊まった日のこと。 
頭の中は大会一色のまま就寝しました。 
しかし、当然夢の中では、少林寺拳法をやっています。
事件が起きたのは、この時でした。

「バッガーン!」
という物凄い音に目が覚めました。
いったい何事かと思ったら、何と僕の拳がカプセルの壁にメッキリ食い込んでます。
僕もも驚きましたが、一番驚いたのは恐らく隣で寝ていた人だったでしょう。 
本当に御迷惑をお掛け致しました。m(_ _)m
入門してから、何だかんだ言いながら1ヶ月が過ぎようとしていました。 この頃になると、ちょっとだけ皆さん慌ただしくなってきました。 
その理由は、少林寺拳法の区大会が近づいていたからです。 
皆の話題の中心はもはや大会のことだけ。
しかし「入門したばかりの僕には、全然関係ない。 皆さん頑張ってネ!」と思っていたのは、僕自身だけだなんて、このときは知る由もありませんでした。 

練習中にM先生に呼ばれて、
「大会出場のため、急いで道衣を注文しなくてはなりません。 あんでぃさん、サイズはいくつですか?」とのこと。

「えーっ、大会出るのー? 先生、あなたは何を考えているのですかー!」
と言えるはずもなく…。 常識で考えたって、始めて1ヶ月の人が武道の大会出場なんて、気違い沙汰です。 いえ、1ヶ月といえば聞こえはいいですが、1週間に1度しか練習日のない東京A道院においては、4回しか練習してないということです。(TT)
「フフッ、すべて終わった…」 
この日の練習終了時、そう思って笑うしかありませんでした。
そして次の練習日に真新しい道衣が届いていました。 着てみると「何やこれ? まるで陶芸家じゃん。」と思ってしまいました。 そして大会のための練習が慎ましくも始動しました。 僕の気持ちがどうとかに関わらず… (TT)
さて、待ちに待った初練習の日です。
期待と不安の入り混じった、実に不思議な感覚です。 
初練習なので、道衣はまだありません。
Tシャツとジャージでの練習です。
「はよ道衣がほしーな。」

 
やはり武道ですから道衣がないとサマになりません。 

整列し、まずは準備運動。
何年も運動らしい運動をしてなかったので、準備運動の段階でバテバテでした。 我ながら驚いたのは、自分の体の固さ。まさに「鋼の体」です。 前にも横にも曲がりません。 
「そのうち柔らかくなりますから。」と声をかけてくれたのは、K氏初段。
よし、その言葉を信じよう! 今日の練習、お疲れさんでしたー!
と帰ろうと思ったら、本格的な練習はこれからとのこと。

「まっ、そーだよね。(^^;)」 整列しなおして、基本練習。 
突き、蹴り、受け、少林寺拳法を全くやったことのない僕は、見よう見まねでやってましたが、きっと第三者から見たら、盆踊りをしているようにしか見えなかったはずです。「最初は仕方ない。そのうちうまくなるだろう。」

と思っていたら、外が何やら騒がしい。 隣の広場で本当の盆踊りが開催されていて、ビンゴ大会の真っ最中。 それを見て「今日の練習はこれまで。これから皆でビンゴ大会に参加します!」とは我が師匠のM先生のお言葉。
皆、練習以上のマジな顔で自分のビンゴカードと、にらめっこしてました。 (^^;